月刊COMICリュウにて連載中のフットサル漫画の単行本が、先月発売になっていまして。
その名も「すみっこプリマ U-15」。ちなみに"プリマ"は「第一の」「最高の」を意味するイタリア語。
もともとプリマ・バレリーナを目指していた少女が、筋肉フェチのクラスメイトに女子フットサル部に勧誘され、仲間と共にピッチで躍動するお話。
もともと関西コミティアにてオリジナルの同人誌を発表していた著者が、編集の目に止まり商業デビュー。
登場人物は女の子たちですが、内容としては純粋にスポーツ少年漫画のような体裁です。
表紙のキュートさに惑わされて生半可な気持ちで読むと強烈なシュートをお見舞いされます。
部活に入ってもまるで活動せずダラダラする、ゆるいスポーツ漫画も散見される昨今ですが、今作に関してはフットサルに対する情熱や真摯さがひしひしと伝わってきます。
とはいえ、試合部分以外の日常も、一話ごとにメンバーをフィーチャーして展開するため登場人物の個性も掴みやすく、コマ割りもはじめ4コマ形式だったものが徐々に動きをつけていくなど工夫が見られ、今後のストーリーが大いに楽しみです。
なお、タイトルにある通り「U-15」はその名の通り15歳以下、つまり女子中学生がメインのお話であることが一目でわかります。
このあたりもサッカーの年代別代表を意識しているのか、こだわりを感じるネーミング。
- 作者: 三ツ沢大介
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/10/11
- メディア: コミック
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