連日の暑さや不安定な大気によるゲリラ豪雨など、このところの過酷な気象に耐えつつ、7月も前半終了。
待望の海開き・山開きなどレジャーを楽しむ季節到来となりそうな時節柄ですが。
昨年に比べれば解禁されてきたとはいえ、まだまだ感染症の影響下にある中。
スポーツ界も先日はJリーグで観客の声出し解禁の実証実験が行われるなど、探りながら徐々に日常を取り戻す動きが見え始めております。
「日本唯一の(たぶん)」"女子スポーツ作品専門blog"、『Winning Heroine』の7月前半ダイジェスト、張り切って参ります!
【目次】
- デレマス×東京女子プロレス
- Extreme Hearts @1話
- それでも歩は寄せてくる @2話
- オール・ザ・マーブルズ!
- アンダードッグ
- パワー・アントワネット
- ウマ娘 プリティーダービー
- 八月のシンデレラナイン
- ドルフィンウェーブ
- 嫌パン @ボイスドラマ
デレマス×東京女子プロレス
『アイドルマスター シンデレラガールズ』と『東京女子プロレス』のコラボが決定。
そして、衣装モチーフになる選手は、
◆「SKE48」でアイドルとして活動しながら、東京女子プロレスにも参戦する"荒井優希"選手。
◆九州発のアイドルLinQに所属しつつもプロレスに参戦し、"闘うクビドル"を自ら名乗り女子プロレスに新風を吹き込んだ異色レスラー"伊藤麻希"選手。
2人の人気アイドルレスラーが、デレマスとのコラボを実現。
前回のダイジェストでもボートレースとのコラボをリポートしたばかりですが、このところスポーツ界とのタッグが目立つアイドルマスター関連。
この描き下ろしイラストを基にしたグッズ販売や、キャラクター衣装をベースに作成したコスチュームを両選手が着用するなど、様々なコラボレーションが行われるとのこと。
【シンデレラ】東京女子プロレスとのコラボレーション決定! | NEWS | 【公式】アイドルマスター OFFICIAL WEB(アイマス)
今後も様々な情報が発信されるとのことで、さらなる展開に期待しましょう!
Extreme Hearts @1話
7月9日よりついにアニメ放映開始となった『Extreme Hearts』こと"エクハ"。
1話ではヒロイン【葉山陽和】がプロの歌手活動を行うアーティストながら、ある出来事をきっかけにハイパースポーツ大会「Extreme Hearts」に出場することを決め、ギアを装着して練習するシーンに加え、後半には実際のハイパーサッカー(というかフットサル)試合シーンも描かれました。
試合は「プレイヤーロボット」という、スポーツをプレイすることに特化した人型ロボットが助っ人として参加しているのですが、人間のプレイヤーはヒロイン【陽和】ただ一人。
当然、試合は大苦戦を強いられるわけですが、1話最終盤では痺れを切らして【陽和】のファンである【小鷹咲希】と友人の【前原純華】がピッチへ。
サポートアイテムである"エクストリームギア"の存在によって、通常のスポーツアニメに比べるとかなりダイナミックな演出が加わり、『大運動会』を彷彿とさせるカットインなども見栄えのする作画に。
少しずつ仲間が増えていくストーリー展開になる予感で、ライバルチームも個性豊かで魅力的なキャラクターが目白押し。
アイスホッケーアニメ『プラオレ』のような空気感も持ちつつ、丁寧に描かれている印象です。
幕間エピソードもyoutubeにて公開されるなど、本編で描き切れなかった場面も補完できるところは嬉しい仕様となっており、2話以降も楽しみなエクハでありました。
それでも歩は寄せてくる @2話
『からかい上手の高木さん』の作者、山本崇一朗先生原作のラブコメ漫画、「それあゆ」こと、『それでも歩は寄せてくる』のアニメが今期7月から放映中。
将棋部を舞台にした作品であり、スポーツとは関係ないと思われるかもしれませんんが、欧米ではチェスやダーツなど技術を競い合う対戦競技は立派なマインドスポーツとして広く認識されています。
そんな「それあゆ」のヒロインは【八乙女うるし】ちゃん。主人公の【田中歩】からのストレートな感情表現にたじたじになる、推しに弱い女の子。
そしてアニメ2話は「体育祭回」!
運動がちょっと苦手な【うるし】ですが、【歩】との二人三脚に挑むこととなり…
赤面する【うるし】ちゃんを観察するのが面白い、山本先生お得意のキュンとする王道ラブコメ。高木さんとは逆に、男の子が攻め側というのもまた新鮮。
なお、うるし役のCVはウマ娘のナリタトップロード役も務める中村カンナさん。
新人ながら主役級に次々と抜擢されるなど、今後の活躍が楽しみな声優さんです。
オール・ザ・マーブルズ!
久しぶりの楽しみな女子野球漫画が単行本発売です。
その名も『オール・ザ・マーブルズ!』。
7/12に1・2巻同時発売。
作者の伊図透さんは、コミックビームにて女性狙撃手のSFドラマ『銃座のウルナ』を連載されており、極北の孤島における過酷な状況下で、女性スナイパーの心理描写を丁寧に掘り下げた意欲作。
「銃座のウルナ」で喝采を浴びた伊図透が放つ、渾身の女子野球物語「オール・ザ・マーブルズ!」 - コミックナタリー 特集・インタビュー
そんな作者が今回"女子野球"をテーマに描いたきっかけについては、ナタリーのインタビューでも垣間見ることができます。
(インタビュー中にウルグアイのサッカー選手ルイス・スアレスの名前が出てくるなど、スポーツ全般に造詣が深い方という印象を受けました)
実はもともと、今作は『全速力の。』というタイトルで連載されていましたが、設定が東京五輪と不可分だったことから、実際のイベントがコロナ禍により延期など開催をめぐる状況が一変したことで、物語の設計を変更せざるを得ませんでした。
しかし、タイトルを改め、再び構築された物語が動き始めました。
エースのサウスポー【草吹恵】。そして、天才スラッガー【結城愛】。
2人の"めぐみ"が白球を追い、青春のすべてをグラウンドに懸ける。
彼女たちは白球を追い、世界を変える――。全身全霊の女子野球物語、開幕。
グラウンドの土煙、スライディングと爆ぜる砂塵、咆哮する打球音…
スタジアムに鳴り響くすべての「こだま」に魂を感じる作品です。
また、装いを新たにしたタイトルの『マーブルズ』の意味は隠語で「死に物狂い」「一発逆転」とのことで、今後のストーリー展開にも注目したいところ!
アンダードッグ
7/12よりヤンマガwebにて新連載の作品『アンダードッグ』が登場!
ヒロインは不慮の事故で片足を失ったパラアスリートのハイジャンパー、【楓】。
逆境を跳ね返し、人生を取り返すために動き出す青春スポーツストーリー開幕!
過去には『ブレードガール』という作品がパラアスリートを扱ったコミックスとして同じく講談社から出版されていますが、まだまだ作品としては珍しい題材です。
ヒロインとの二人三脚で高みを目指す今作。
ふと思い出したのはやり投げを扱ったコミックス『木倉さんと三人三脚』。
もっとも、こちらはやり投げで頂点を目指すのは主人公の男性で、支える側がヒロインという作品でしたが…
(タイトルが「三人三脚」なのはネタバレになるのでここでは敢えて触れませんが)
男性コーチとともにオリンピックを目指すヒロインのフィギュアスケート漫画『メダリスト』など、ジェンダーの垣根を越えた作品も増えてきましたし、パラアスリートにスポットが当たる作品など多様性を感じる昨今のスポーツ漫画に新しい時代の到来を実感する今日この頃です。
パワー・アントワネット
『パワー!』『ヤー!』と、世間を賑わせつつある筋肉コンテンツですが、コミック界もご多分に漏れず、『力こそ正義』とでも言わんばかりのマッスルトレンドが席巻しつつある昨今。
「姫こそパワー」の某プリンセスなウマ娘や、「お願いマッスル」の元祖筋肉女子の某ダンベル漫画など、時代はまさにパワー礼賛。
そんな中でついに現れたパワー系コミックがこちら。
その名も『パワー・アントワネット』。
もっとも、例によってジャンルとしてはスポーツではなく、「筋肉パワーでフランス革命」という歴史譚ですが、圧倒的な筋肉美を扱う今作を無視するわけにも参りません。
元々はSBクリエイティブのGA文庫からライトノベルとして書籍化されていたもののコミカライズ。
革命広場でハプスブルク家秘伝の「筋肉の秘術」を使い屈強な姿に変貌したマリーはギロチン台を爆散させ、破壊した刃を振るって大立ち回り!
やることなすこと破天荒すぎる新生マドモワゼル、"マッスル"・アントワネットの華麗なる冒険譚!…なのか!?
「筋肉」と書いて「フランス」と読ませる狂気の革命!(褒め言葉)
『パンが無いなら、己を鍛えなさい』
・・・イエス、マム!
ウマ娘 プリティーダービー
2022年上半期のモバイルゲーム収益にて、日本の収益トップに見事輝いたのは『ウマ娘 プリティーダービー』でした。
世界有数のゲーム大国である日本の、数多あるゲームタイトルの中で、まさか『美少女×スポーツ』をテーマにした作品がトップを取ることができるとは。
女子スポーツ作品を追い続けてきたblog主としても感慨深いところです。
ロジカルで冷徹、自ら作成したPCやプログラムを基に、勝利を追い続けるエアシャカール。
史実では"三冠馬にもっとも近づいた"と称されるなど、実際の戦績も他の名馬に劣らない走りで人々の記憶に残りました。
CMシリーズ「GENERATIONS」の映像も話題を呼んでおり、第6弾にはエアシャカールも登場。
躍動感のあるポージングと多彩で豪華な顔ぶれのウマ娘たちとの競演に思わず胸が熱くなります。
コミック版「シンデレラグレイ」や、99年世代をフィーチャーした新たな配信アニメ放映の予定もあり、また夏にはアニサマやBilibili Macro Linkなどのフェスにもキャストが出走するなど、ゲームだけではなく幅広いメディアでの展開も引き続き注目です!
余談ですが、チャンミはオープンリーグの上限がA+になった途端にblog主は全く勝てなくなりました。。。
八月のシンデレラナイン
5周年のSplash Summerキャンペーンもまだまだ継続中の美少女野球ゲーム『ハチナイ』。
夏本番ということで本気の集金に来ているのか?とも思える怒涛の水着ラッシュでナインスターが消える魔球のように減っていく…のは気のせいでしょうか(汗
桜田ちゃんにすずわか、キャッチャー陣の水着姿が来たかと思えば。
リンちゃんやルナなど一年生組も次々と水着化で歓喜する間もなく、ハチナイTVで発表された柊琴葉ちゃん新シーン!(URに覚醒可能)
固有スキル「火照り鎮める女神の癒し」となってますが逆に監督さんの火照りが悪化してしまうのではないかと心配になるblog主でした。。
マンガクロスで連載中のコミック版『八月のシンデレラナインS』も7/25に更新予定。
8/13,14には記念すべき100回目を迎える同人誌即売会、コミックマーケット100にてアカツキの出展が決定しており、グッズの販売やチーム評価認定カードの配布などが行われるとのこと。
ドルフィンウェーブ
『神田川JET GIRLS』を彷彿とさせる、爽快なジェットバトルの水上モータースポーツを扱ったゲームが登場予定!
その名も、『ドルフィンウェーブ』。
新作スマホアプリ「ドルフィンウェーブ」の事前登録受付がスタート。選手たちと絆を育む“爽快ジェットバトルゲーム”は2022年リリース予定
「UMIマシン」と呼ばれる水上マシンを操り、
エネルギー銃を撃ち合う新しいスポーツ「ジェットバトル」が
南国の人工島「ワダツミ」を中心に広まっていった。
射撃者[ガンナー]と操縦者[ライダー]が二人一組というのも、まさに『神田川JET』とうり二つの設定ですが、システム紹介動画を見る限り、かなりテンポよくバトルが展開されています。
また、当然ながらコスチュームを選択できる着せ替えシステムも搭載され、組み合わせもかなり豊富な模様。
プレイヤーはコーチとして選手のトレーニングをサポートする立場で、いわゆるウマ娘のトレーナーに相当するポジション。
キャラクターも総勢18人と多彩な顔ぶれで、メインヒロイン【咲宮入華】ちゃんのビジュアルが可愛くて一目ぼれしました!
(CVはウマ娘・キタサンブラック役の矢野妃菜喜さん)
ラッシュガードのようなダイビングスーツっぽいトップスがなんとも色っぽい♪
もちろん水着着用で参戦も可能と思われます♡
マリンスポーツにSF味をプラスして洗練されたデザインになっているコスチューム含めて、個人的にかなり期待したい女子スポーツゲーム、リリースは2022年予定です!
嫌パン @ボイスドラマ
「40原」氏による同人誌、『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』(通称:嫌パン)。
シリーズ累計発行部数は7万部を越えており、同人作品としては異例のWikipediaにも項目が存在するヒット作品でもありますが。
タイトルから誤解されがちですが、実は全年齢向け作品。
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい - Wikipedia
様々な職業やコスチュームの女性キャラクターが「おパンツ」を嫌々ながらも見せる作品ということで、シチュエーションの多様さが今作のヒット要因とも言えそうですが、このたび「ボイスドラマ化」にあたって抜擢されたのは…
キラキラ女子なパーソナルトレーナー
犠牲者その1。
フィットネスクラブのトレーナーさん【日和優菜】。
CVはウマ娘のスペシャルウィーク役でおなじみ、和氣あず未さん。
女の子らしくしたいバレーボール少女
犠牲者その2。
長身(174cm)のバレーボーラー、【長瀞チカ】。
CVはこちらもウマ娘のシンボリルドルフ役でおなじみ、田所あずささん。
スポーツ系キャラクターにウマ娘のキャストさんが起用される機会が本当に多いですね…(エクハも狙ったかのようでしたし)
3人目はエステティシャンなので割愛しますが、CVは高橋李依さん。みんな健康的ボディの持ち主。
スポーツヒロインたちに罵倒されつつ、ニヤニヤしながらこのボイスドラマを聞いている自分を想像したら、ちょっと人生について考えてしまいそうです!
そんな嫌パンのボイスドラマはDLsite同人コーナーにてDL販売中。
そういえば、嫌パンのアニメを制作していた某同人ショップが大量閉店というニュースが先日ありましたが…やはり同人界隈もコロナ禍の影響が大きかったようですね。。。