Winning Heroine

日本唯一(たぶん)の女子スポーツ漫画・アニメ特化blog。

レース×馬×女子!

もはや「飛ぶ鳥を落とす勢い」とはこのタイトルのことでしょう。

そう、アプリゲームがリリース以来、話題を呼びまくっている『ウマ娘 プリティーダービー』。

umamusume.jp

女子スポーツ作品を紹介する当サイトとしても、久々のビッグタイトルともいえるべきコンテンツではないでしょうか!

gamebiz.jp

ウマ娘』がヒットしすぎて、他のアプリゲームが軒並み割を食っている、という状況にまでなっている模様で、それほどまでに影響力を保っている昨今ですが。

実はblog主、正直『ウマ娘』に関しては最近まで多くの知識を持っておらず、せいぜいアニメを観覧したくらいだったのです。

というのも、「競馬」自体が"馬が主役"という競技でもあり、人間が主役の競技と比較すると、数あるスポーツの中ではあまり興味を持って見てこなかったジャンルでもありまして。

しかし、最近は《藤田菜七子》騎手のような若手実力派女性騎手も登場したり、JRAのCMでは若手女優を起用するなど、かつては「男の世界」と思われた競馬界にも確実に女性の入り込む余地が増えてきたように思います。

お馬さんを擬人化!

美少女作品の中で、いわゆる「擬人化」は近年では珍しくありませんでしたが、(『艦隊これくしょん』etc)、ウマ娘ではご存じの通り「競走馬」を美少女ヒロインに見立てています。

diamond.jp

ウマ娘の発表当時は、否定的な反応を示すファンも大きく、キワモノ扱いされたこともあった。ファンの反応を見ながら、競馬の擬人化のあり方やバランスをつかんできた印象がある。

実在の競走馬を擬人化することについて、当初は必ずしも好意的な意見ばかりではなかったようです。
しかし、じっくりと時間をかけ、試行錯誤しつつ作品を醸成させることで、多くのファンを獲得してきたともいえます。

ヒットの要因については、web上で様々な記事が上がっており、今更当サイトで語ることは致しませんが、ユーザーからの支持を得ることができた大きな理由の一つには、やはり「競走馬に対する愛」の深さがあったことがうかがえます。

売り上げでモンスト超えた『ウマ娘』、大ヒット理由は「潤沢な予算と競走馬への愛」 | DIAMOND SIGNAL

シンデレラグレイ

女子スポーツ漫画をメインコンテンツとする当blogですから、今回は『ウマ娘』のコミック作品にスポットを当ててみたいと思います。

アニメ版とは異なる展開の『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、名馬オグリキャップをヒロインとして描いた、いわばサイドストーリー。

作品について語る前に、 近ごろのスポーツ漫画作品、とりわけ「スポ根」ものの復権の兆しを最近のエントリでも綴っていたりするのですが。

av.watch.impress.co.jp

大運動会』や『さよなら私のクラマー』、『いわかける』など、多くの女子スポーツ漫画作品がアニメ化されたりと、一時期のスポ根暗黒時代が嘘のような復活を遂げています。

バブル期で経済が絶好調だった時代は、こうしたスポ根作品は全くと言っていいほどヒットしませんでしたが、困難が多く先の見えない現在、そうした作品に希望を見出そうとしているのかもしれません。

シンデレラグレイ』のヒロインである【オグリキャップ】も、いわゆるエリートではなく、陽の当たらない世界からの出発となります。

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寂れかけた地方レースの「カサマツ」からの出発。
寮の部屋では物置をあてがわれたり、シューズも満足に購入できなかったりと、不遇な環境の中にいる【オグリキャップ】ですが、そこから中央の世界へと大きく羽ばたいていくストーリー。

競馬に関しては初心者のblog主ですが、それでもレース中の鬼気迫る表情や所作からはオグリキャップの強烈なポテンシャルを読み取ることができます。

脇を固める登場人物も個性豊かで、ライバルキャラも一癖あり非常に魅力的で、何より作品のテンポが良く飽きさせません。

今週の5/19に発売予定の3巻に至っては、Amazonでの青年漫画カテゴリ全体で堂々のベストセラー1位と、まさに破竹の勢い。

 

なお、ウマ娘のコミカライズは『STARTING GATE!』というシリーズも発売されており、こちらはアニメ1期同様【スペシャルウィーク】【サイレンススズカ】がヒロインのストーリー。

当初は講談社から発行されていたものが新装版で小学館からの発行に変更となっていたり、サイコミでの最終話となる5巻が未発行になるなど、ひと悶着あった模様なのですが、人気コンテンツだけにこちらの課題もクリアになると良いのですが…

何はともあれ、今後の『ウマ娘』シリーズの盛り上がりに期待しつつ、ゲームの方は残念ながら育成する時間がないためログイン勢となっているblog主でした。。。
(「育成時間がパワプロのサクセス並み」という例えは秀逸)