スポーツ×美少女を追いかける当blog「Winning Heroine」。
これまでは競技者としての女性、女子アスリートを紹介してきましたが、今回は「スポーツの現場に携わる女性」をフィーチャー。
野球の世界であれば、例えば「女子マネージャー」や「ウグイス嬢」、「ボールガール」「チアリーダー」などが挙げられますが、今回のエントリは「ビール売り子」。
先日、単行本2巻が発売になった「ボールパークでつかまえて!」というコミックのヒロインがすごくかわいいんです!
奥深い売り子の世界…
コミックスの話題の前に、現実の売り子の話題を。
baseballgate.jp実は売り子の世界も、スポーツ同様競争が厳しい世界。
選手がプレイ記録ノートを綴るように、彼女たちも"売り子ノート"をつけるなど、売るための工夫をしていかないと、すぐに脱落してしまうのです。
球場での仕事だってラクじゃありません。ビールサーバーの驚きの重さ!
ビールサーバーだけですと16キロくらい。そこにお金やカップがついて約20キロくらいになります。サワーの場合は氷も持つのでもっと重くなります。一番重いのはワインで、35杯分くらいを背負います。
選手顔負けの体力勝負の世界、それが売り子の現場なのです。
news.livedoor.comしかし、その過酷な世界で成功した暁には、なんとモデル雑誌の専属モデルにまで上り詰めた猛者も!
"可愛すぎる売り子"ほのかさんは、300杯以上のビールを売り上げたこともあるとか!!
そう、スタジアムのビール売り子さんとして成功している方々は、実は陰でものすごい努力をしているのです…
ハッピー球場愛コメディー♪
さて、今回紹介するビール売り子漫画。
著者の須賀達郎さんは、実は私も良く存じ上げておりまして。
そう、私の大好物である「女子野球」漫画「マックミラン」シリーズを過去にマガジン誌で連載されている方でもあります!
「マックミラン」では選手を描き、「2年2組のスタジアムガール」では野球チアリーダーを描くなど、これまでの作品の多くで野球をテーマにしていたのですが、今回もやはり野球。
そして「ビール売り子」というチョイス。野球愛が過ぎる!(←褒め言葉)
「ボールパークでつかまえて!」(THE CATCHER IN THE BALLPARK!)というタイトルは英題から察するに、J・D・サリンジャーの名作「ライ麦畑でつかまえて」(The Catcher in the Rye)のオマージュでしょうか?
あらすじ:
社畜街道まっしぐらのしがないサラリーマン・村田は仕事終わりに野球観戦が唯一の楽しみ。
そんなある日、おしゃべりなビール売り子・ルリコと出会い…
野球漫画をずっと描いてきただけあって、球場の雰囲気の描写は素晴らしいの一言です。
「wRC+」「HQS」などの用語が出てくるあたり、セイバーメトリクス好きにも嬉しいw
また、売り子現場の取材もかなりしっかりされているようで、コミックス内で語られる薀蓄は抜かりなし!
「チェッカー」という売り子さんを管理する役割の方々なども登場します。
ちなみに、舞台となっている「千葉モーターサンズスタジアム」はアレですよね!強風で有名な幕張の某球場ですよね!(←blog主が千葉県民なので興奮している
↑ポニーテール勝ち確定
そしてヒロイン・ルリコさんのキャラクターが凄くいい!
積極的に話しかける陽キャと思いきや、実はコミュニケーション苦手だったり…
インスタの登録の仕方がわからなくてお客さんに教えてもらったり(汗
もちろん、脇を固めるほかの登場人物もいい味を出していて、さまざまな人生の悲哀(?)を目にすることができますよ。
選手目線ではなく、客席からの目線を味わえる、これまでの野球漫画とは違った新鮮な魅力にあふれた「ビール売り子」漫画。
たくさんの人に知ってほしいなぁ、と思いつつ。今日もルリコさんの笑顔に癒されるblog主でした。