Winning Heroine

日本唯一(たぶん)の女子スポーツ漫画・アニメ特化blog。

平昌おりんぴっく!

2月9日から行われた、2018年冬季オリンピック

「ピョンチャン」と入力しても変換されないので仕方なく「ひらまさ」と打って平昌を表示させる我がPCの日本語入力ソフトですが(汗

小平選手が李相花(LEE Sang-Hwa)選手を慰めるシーンや、「そだねー」カーリング5人娘の銅メダル、沙羅ちゃん&有希ちゃんの抱擁シーンなど、今回のオリンピックも素敵な女性アスリートのシーンが満載で個人的に大満足でしたが。

 

個人的にはビッグエア決勝のラストでキャブダブルコーク1080を決めて見事金メダルを獲得したオーストリアのアンナ・ガッサー選手が印象に残りました。

空中での姿勢が凄くきれいでしたが、その華麗なる容姿もまた凛々しくてファンになりました。

derstandard.at

 

もう一人注目していた選手がいるのですが、開会式で旗手を務めて「美人すぎる」として話題になったエストニアのサスキア・アルサル(Saskia Alusalu)さん。

高木菜那さんが金メダルを獲得したマススタートの決勝で一人飛び出して大逃げを打ったのですが、これがどういう意図によるものだったのか、日本のメディアでは当然あまり掘り下げられていなかったので、エストニアのサイトを色々と巡ってみたわけです。

sport.delfi.ee

マススタートの戦術としては、序盤で体力を使い切りたくないため、メダルを狙うのであれば彼女のように最初から飛び出すのは無謀ともいえますが、この戦術はコーチとも打ち合わせ済みだったようです。

この競技における「4位」はあまり意味をなさないという指摘もあるかと思いますが、エストニアという小国にいる彼女にとっては、上位入賞することで世界におけるエストニア知名度への貢献、そして一定の成績を残したものに対しては国内のオリンピック委員会における強化予算などの配分なども考慮されていたようです。

彼女はただ「目立ちたい」だけであのような戦術をとったわけではなく、自分の実力を弁えたうえで、ビジョンをもって臨んでいたことが伺えます。

 

www.instagram.com

オリンピックではどうしても日本人選手ばかりがクローズアップされがちなメディア状況ですが、私はむしろ、世界中のアスリートが集うこの祭典でこそ、海外の選手たちの様々なドラマやエピソードを知りたいと思っています。

日本にはなじみが薄いともいえるエストニアのような小国から、彼女のようなユニークな選手を見ることが出来る楽しみ。そこにオリンピックならではの醍醐味があるような気がしたのでした。