男女共同参画などと申しますが、ここ日本ではまだまだ管理職の女性は少なく、政治の世界で活躍する女性の数も少数派。
そしてスポーツ界でも、女子スポーツ選手こそ認知されてはきましたが、「指導者」となるとさらに状況は厳しくなります。
そんな中で先日行われたサッカーのアジアNo.1クラブを決める大会「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」の予選で、とある出来事が話題となりました。
そう、「ACL初の女性監督」が予選に登場したのです。
15/16シーズンの香港プレミアリーグを制した東方体育会足球隊、(通称イースタン)を率いるのは28歳の陳婉婷(チャン・イェンティン)監督。
初戦の広州恒大戦では地力の差を見せつけられ敗戦しましたが、川崎フロンターレをホームに迎えた第2戦で引分けとなり初の勝ち点を獲得。
またその試合でのとある"気遣い"も話題となったようです。
【ACL】イースタンSCの女性監督が見せた心温まる”気遣い”。チケット難民の川崎サポを自費で救済 | サッカーダイジェストWeb
「女性だから」という理由で、さまざまな場面で排除されてきたスポーツの現場にあって、これまでには相当な困難があったことも推察されますが、彼女の心意気と新年には頭が下がります。
細やかなファンへの心配りや繊細さ、そういった部分はむしろ女性だからこその強みともいえそうです。
これからもチャン監督には是非頑張ってほしいです!
サッカーの女子監督を話題にしたところで、昨日3/17に発売されたとあるコミックをご紹介。
プロ野球チームの監督に就任した小学生の女の子という大胆な設定のヤングジャンプコミックス、その名も「めいしょう」。
帯文には「ありそうでなかった、"新型ベースボールヒロイン"登板!!」
ヒロインは表紙の金髪碧眼の11歳の少女、スーザン・ハモンド。
(両親はアメリカ人だけど生まれは日本らしい)
稀代の名監督であった祖父から教育を受け、作中のプロ野球団、寺野レックスの監督を務めることになった才媛。
持ち前の野球知識と度胸と愛嬌?でチームを優勝に導いた実力を持つ彼女。
ライバルチームの監督(これまた可愛い女の子たち)との絡みも楽しいですが、作中で繰り広げられるスーさん(=ヒロインの愛称)の薀蓄披露も一見の価値あり!
金髪サイドポニーのキャラクターデザインもさることながら、快活ながら随所に見せる乙女心など、近年稀に見る個人的にどストライクのヒロインでした♪
残念ながら連載ではなく1巻読み切りのため、ゆくゆくは「めいしょう」の後日談や次回作を期待しつつ、この新しい「女子監督」ジャンルのさらなる深化を見届けていきたいと思ったのでした…